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16年ぶりにFIFAワールドカップ2026へ帰ってきた南アフリカ代表(バファナ・バファナ)をチーム単位で紹介。4回目の出場・2010年自国開催の記憶・フーゴ・ブロス監督の戦術、ライル・フォスターら注目選手、開幕戦vsメキシコで始まるグループA(韓国・チェコ)の展望までまとめました。
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バファナ・バファナが、16年ぶりにワールドカップの舞台へ帰ってきます。2010年、自国開催でアフリカ初のW杯を世界に届けた南アフリカが、今度はメキシコとの開幕戦から2026年大会を動かします。若い力とアフリカ勢の勢いをまとったチームが、グループAで大きな下剋上を狙います。

南アフリカ代表の物語は、国の歴史そのものと深く結びついています。アパルトヘイトによる国際舞台からの長い隔離を経て、1992年に代表活動が本格的に再開。そこからわずか数年でアフリカの頂点へ駆け上がりました。
象徴的だったのが、1996年アフリカ選手権です。自国開催の大会で南アフリカは初優勝を果たし、ネルソン・マンデラ大統領の時代に、サッカーが新しい国の熱を映す舞台になりました。1998年フランス大会でW杯初出場、2002年日韓大会にも続けて出場。決勝トーナメントには届かなかったものの、世界の中で戦える代表として存在感を示しました。
そして2010年。南アフリカはアフリカで初めてワールドカップを開催した国になりました。開幕戦の相手はメキシコ。シフィウェ・チャバララの先制ゴールは、今も大会史に残る名場面です。開催国としてはグループリーグ敗退に終わりましたが、フランスを破り、アフリカ初開催の記憶を強烈に刻みました。
その後は本大会から遠ざかりましたが、近年は明らかに流れが変わっています。2023年アフリカ選手権(2024年開催)ではモロッコを破って3位に躍進。ロンウェン・ウィリアムズのPKストップが世界的な話題となり、チーム全体に勝負強さが戻ってきました。2026年は、あの2010年から続く物語の新章です。
フーゴ・ブロス監督の南アフリカは、規律ある守備と運動量を土台に、奪ってからのスピードで勝負するチームです。守備ブロックを大きく崩さず、ボールを奪うと中盤のテボホ・モケナを経由してテンポよく前へ運びます。
強みは、全員が役割を理解して走れること。ロンウェン・ウィリアムズが最後尾で落ち着きを与え、モケナが中盤の心臓として攻守をつなぎ、前線ではライル・フォスターやパーシー・タウが一瞬のチャンスをゴールに変えにいきます。さらにレレボヒレ・モフォケンのような突破力のある若手も台頭し、相手の足が止まる時間帯に流れを変えられる選手層が生まれています。
派手なスター軍団ではありません。それでも、集中力、走力、若い勢いがかみ合えば、強豪相手にも試合を壊さず、最後まで勝ち筋を残せるチームです。
ライル・フォスターは、南アフリカの前線で基準点になれる主力FWです。欧州で磨いてきたフィジカル、背後への動き出し、ゴール前での迫力は、グループAで格上に挑むバファナ・バファナにとって大きな武器になります。
カードで紹介するのはフォスターだけですが、このチームの骨格はほかにも強力です。守護神で主将格のロンウェン・ウィリアムズ、中盤の心臓テボホ・モケナ、経験あるアタッカーのパーシー・タウ、そして突破力のある若手レレボヒレ・モフォケン。2010年の記憶を知る国が、次の世代の勢いで再び世界を驚かせようとしています。
南アフリカはグループAに入り、初戦の6月11日にメキシコ、第2戦の6月18日にチェコ、第3戦の6月24日に韓国と対戦します。
南アフリカは、この組では挑戦者の立場です。メキシコのホーム感、韓国の経験値、チェコの堅実さを考えれば簡単な道ではありません。ただ、48カ国制の大会では3位通過の道もあり、初戦で勢いをつかめば一気に景色が変わります。16年ぶりの復帰戦が開幕戦という舞台設定は、これ以上ないほどドラマチックです。
北中米開催のため、日本での試合のキックオフは深夜〜早朝になります。初戦メキシコ戦は日本時間6月12日午前4時の予定。開幕戦から追いかけるなら、南アフリカ代表の試合をカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
Q. 南アフリカはW杯2026で何度目の出場ですか? 4回目の出場です。1998年、2002年、2010年に続く本大会で、2010年は開催国として出場しました。
Q. 南アフリカのグループの対戦相手は? グループAで、メキシコ・韓国・チェコと同組です。初戦は6月11日のメキシコ戦で、2026年大会の開幕戦でもあります。
Q. 過去最高成績は? 過去3大会はいずれもグループリーグまでです。2026年は、国の歴史上初めての決勝トーナメント進出を狙います。
Q. 監督は誰ですか? フーゴ・ブロス監督です。2021年からチームを率い、2023年アフリカ選手権で3位に導き、2026年W杯予選突破も実現しました。