アル・オフドゥは1976年、サウジアラビア南部の都市ナジュラーンで創設されました。クラブ名はアラビア語で「溝(ディッチ)」を意味し、イスラム教の聖典クルアーンに登場する「溝の民(アスハーブ・アル・ウフドゥード)」に由来しています。この名称はクラブに宗教的・文化的な深みをもたらし、南部の地域に根ざしたアイデンティティを象徴しています。
クラブ創設後、長きにわたってサウジアラビア下部リーグを戦い続けてきたアル・オフドゥ。最初の大きな成果は1991–92年シーズンのサウジ2部リーグ制覇でした。その後も2003–04年と2017–18年にサウジ3部リーグのタイトルを獲得し、2020–21年には再びサウジ2部リーグで優勝。この勝利がクラブ史上最大の転機への布石となりました。
2023年5月15日、アル・オフドゥはクラブ史上初めてサウジ・プロフェッショナルリーグ(1部)への昇格を果たしました。残り3節を残した時点で昇格が決定し、サウジアラビアのトップリーグに参入した37番目のクラブとして歴史に名を刻みました。首都リヤードや西部の大都市から離れた南部の地方クラブが1部昇格を成し遂げたことは、サウジサッカー界においても注目を集める出来事でした。
サッカー以外にも、カラテ、ハンドボール、テコンドー、バレーボール、水球、バスケットボール、自転車競技など多様なスポーツ部門を擁しており、ナジュラーン地域に総合スポーツクラブとして貢献しています。

