南華體育會(サウス・チャイナ)は1904年、香港の中国人学生グループによって設立されたフットボールクラブで、アジア最古のクラブのひとつに数えられる。1920年代初頭に現在の名称を正式に採用し、香港フットボール界で圧倒的な存在感を示すようになった。
クラブが残した記録は香港フットボール史において他の追随を許さない。1部リーグ優勝41回、シニアシールド31回、FAカップ10回、リーグカップ3回という数字はいずれも香港最多である。1950年代から1990年代初頭にかけての長期にわたる黄金時代には、ほぼ毎シーズン優勝争いの中心にいた。2000年代後半には再び全盛期を迎え、2006–07シーズンにはリーグ・FAカップ・シニアシールドの三冠を達成。2007年から2009年にはリーグ3連覇を果たし、2009年のAFCカップではベスト4進出という香港クラブ史上屈指の大陸記録を打ち立てた。
クラブは長年にわたり中国系選手のみを起用する方針を貫いていたが、1981年11月にプロ化の波を受けてその方針を撤廃。ホームスタジアムはハッピーバレー・レクリエーション・グラウンドで、「少林寺」の愛称でも知られる。2010年代後半にはキッチーや東方との競争で苦戦が続き、2016–17シーズン終了後に自ら1部から降格を選択。以降は若手選手を中心としたアマチュア体制で再建を目指している。
