コモ1907は1907年5月25日、イタリア北部ロンバルディア州の湖畔都市コモで創設された。クラブカラーはロイヤルブルーで、1927年にコモ湖岸に開設されたスタディオ・ジュゼッペ・シニガリア(収容人数1万3602人)をホームスタジアムとして使い続けている。
クラブは創設当初から着実に力をつけ、1930–31年のプリマ・ディビジョーネでは公式戦32試合無敗、90得点という圧巻の成績でセリエB昇格を果たした。1949年には初めてセリエAに到達し、1984年からの5シーズンに渡るセリエA在籍期間がクラブ史上最も充実した時代となった。1986年・1987年には2年連続でリーグ9位を記録している。主なタイトルとしては1927年のコッパ・ヴォルタ、および1996–97年のコッパ・イタリア・セリエCが挙げられる。
2000年代はクラブにとって苦難の時代であり、2004年に経営破綻を宣告されてプロ資格を剥奪され、セリエDからの再出発を余儀なくされた。2016年には再び財政危機に陥り、クラブは再設立された。転機となったのは2019年、インドネシアの財閥ジャルム・グループを率いるロベルト・ブディ・ハルトノとマイケル・バンバン・ハルトノの兄弟によるクラブ買収だ。少数株主でもある元スター選手のセスク・ファブレガスが監督に就任し、2023–24年のセリエBで2位に入って21年ぶりのセリエA昇格を実現。復帰1年目のシーズンを10位で終えた。同じく少数株主のティエリ・アンリも加わり、クラブは新たな時代を歩んでいる。

