DCユナイテッドは1994年に設立され、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.を本拠地とするクラブである。1996年のメジャーリーグサッカー(MLS)創設時のオリジナル10クラブのひとつとして、リーグ初年度から参戦している。
クラブはその創成期に黄金時代を築いた。ブルース・アリーナ監督のもと、1996年と1997年に連続でMLSカップを制覇。さらにUSオープンカップ、サポーターズ・シールド、CONCACAFチャンピオンズカップ、コパ・インテラメリカーナも獲得し、アメリカのクラブとして初めて大陸クラブ選手権を制した。コパ・インテラメリカーナの優勝はアメリカのクラブとして今も唯一の記録である。ハイメ・モレノ、マルコ・エチェベリ、ラウル・ディアス・アルセによる「マジック・トライアングル」がこの時代を象徴し、エディ・ポープやジョン・ハークスといった米国代表選手も支えた。
2000年代中盤にも輝きを取り戻した。ピョトル・ノワク監督のもと2004年に4度目のMLSカップを獲得し、2006年・2007年にはサポーターズ・シールドを連覇。2008年にはUSオープンカップも制した。その後、長期政権を担ったベン・オルセン監督の指揮下で2013年に再びUSオープンカップを制したのが、現時点での最後のメジャータイトルとなっている。
2010年代以降はプレーオフ出場を逃すシーズンも多く、クラブは安定感を欠いた時期が続いた。2018年にオーディ・フィールドへ移転し、2026年現在はルネ・ヴァイラー監督のもとで再建を目指している。通算タイトルはMLSカップ4回、サポーターズ・シールド4回、USオープンカップ3回、国際タイトル2回を数え、LAギャラクシーと並びアメリカサッカー史上最多優勝クラブのひとつに位置づけられている。

