フットボール・クラブ・フェルブルーデリング・デンダー・エーンドラハト・ヘケルヘム——通称デンダー——は、ベルギー東フランデレン州デンデルレーウを本拠地とするクラブである。現在の形になったのは2005年のことで、同地域の2クラブ——1935年創設のフェルブルーデリング・デンデルハウテムと、KFCデンデルレーウ・エーンドラハト・ヘケルヘム——が合併して誕生した。クラブ名の由来となったデンダー川は、デンデルレーウの町を流れる川であり、この地との結びつきはクラブのアイデンティティの核をなしている。
合併後のクラブは早くも頭角を現す。2005–06シーズンにベルギー3部Aのタイトルを獲得すると、翌2006–07シーズンには2部タイトルも手にし、2シーズン連続昇格を達成。2007–08シーズンにはクラブ史上初めてベルギー1部(現プロリーグ)の舞台に立った。しかし1部は2シーズンで幕を閉じ、1部の参加クラブ数が18から16に削減されたことも影響して降格を余儀なくされた。
その後は下位リーグでの長い再建期間が続いたが、2021–22シーズンに2部への昇格を果たす。このシーズンの昇格プレーオフでは、対戦クラブへのポイント剥奪をめぐる論争も起きたが、最終的にデンダーが昇格権を手にした。さらに2023–24シーズンにはチャレンジャー・プロリーグで2位となり、2009年以来となるプロリーグ復帰を実現。復帰初年度は12位で残留を果たした。
デンダーのアイデンティティは、デンデルレーウという小さな町のひたむきな精神にある。アマチュアの世界からプロの頂点まで、2度にわたって駆け上がった歴史がそれを物語っている。本拠地フローレント・ベークマンスタディオンは、ベルギーでも規模の小さな都市がプロリーグクラブを持つことの誇りを体現する場所だ。

