ドミニカ共和国代表チームは、1953年に創設されたドミニカサッカー連盟(Federación Dominicana de Fútbol)によって統括されている。同連盟は1958年にFIFAへ加盟し、1964年にはCONCACAFの準加盟国となった。カリブ海地域ではカリブ海サッカー連合(CFU)に所属している。
代表チームが初めて公式戦に臨んだのは1967年5月のことで、1968年メキシコ五輪のサッカー競技予選としてハイチとの2試合が組まれた。しかし2戦合計14対0という大差で敗退し、苦しい船出となった。その後も1970年代を通じて、中米・カリブ海競技大会やパンアメリカン競技大会に断続的に参加したものの、目立った成績を残すことはできなかった。1986年の中米・カリブ海競技大会では3位を獲得し、この時代における最良の成績を記録した。また2012年にはカリブ海カップへの出場を果たしている。
ドミニカ共和国では野球が圧倒的な人気を誇るスポーツであり、サッカーは長らく野球の陰に隠れてきた。こうした文化的背景が、代表チームの国際舞台における苦戦の一因とされている。
転機となったのは2024〜25年のCONCACAFネーションズリーグBで、バミューダ、ドミニカ国、アンティグア・バーブーダとのグループ戦を全勝で突破し、リーグAへの昇格を決めた。同時に、国として初めて大陸規模のサッカー大会である2025年CONCACAFゴールドカップへの出場権を獲得。これはドミニカ共和国のサッカー史において歴史的な一歩となった。

