エリトリア代表は、1993年にエチオピアから独立したアフリカ屈指の新興国を代表するナショナルチームである。数十年にわたる独立闘争の末に誕生したこの国は、独立後にエリトリア・フットボール・フェデレーションを設立し、FIFAおよびアフリカサッカー連盟(CAF)に加盟。アフリカネイションズカップやFIFAワールドカップの予選に参加している。
エリトリアにおけるサッカーの歴史は独立以前にさかのぼり、首都アスマラを中心に各地でクラブが結成されてきた。レッド・シーF.C.、デンデンFC、テレS.C.といったクラブが国内リーグを牽引し、コミュニティや地域に根ざした多くのクラブが競技の底辺を支えている。
代表チームは組織・資金両面での課題を抱えており、アフリカ大陸での競争力には限界がある。アフリカネイションズカップの本大会には未出場であり、FIFAランキングもアフリカ内では下位に位置し続けてきた。2010年代には国際大会遠征中の選手の大量離脱が国際的に注目を集め、国内の移民問題がチーム編成にも影響を及ぼしていることが浮き彫りになった。
近年はエリトリア・フットボール・フェデレーションが国内リーグの安定化と若手育成環境の整備に取り組んでいる。リーグに参加するクラブはアスマラ近郊に集中しており、代表チームの戦いはスポーツを通じた国家の誇りを体現するものとして、国内外のエリトリア人に深く受け止められている。
