インテル・マイアミCF(正式名: Club Internacional de Fútbol Miami)は2018年に米メジャーリーグサッカー(MLS)の25番目の拡張チームとして創設され、2020年3月に公式戦デビューを果たした。元イングランド代表の至宝デイビッド・ベッカムがロサンゼルス・ギャラクシー時代の契約条項を活用してMLSのチーム参入権を割引価格で取得したプロジェクトで、過半数株主はキューバ系アメリカ人実業家のホルヘ・マスとホセ・マスの兄弟(MasTec社経営)。ピンクと黒のクラブカラー、スペイン語のクラブ名、ラテンの影響を強く受けたブランディングは、二言語都市マイアミのアイデンティティを反映している。
創設初期のMLS成績はプレーオフ進出ならず、監督交代を繰り返す凡庸なものだったが、2023年7月21日、リオネル・メッシのパリ・サンジェルマンからの加入が全てを変えた。メッシ加入から数週間でクラブは2023年リーグスカップを制覇——クラブ初の主要タイトル獲得で、メッシはデビュー戦から全ノックアウトラウンドで得点を量産した。続いてバルセロナ時代の盟友セルヒオ・ブスケツ、ジョルディ・アルバ、2024年にはルイス・スアレス、2025年にはアトレティコ・マドリードのロドリゴ・デ・パウルが合流し、スペイン語圏のベテラン代表選手たちが中核を形成した。
2024年MLSシーズンには、レギュラーシーズン1位を意味するサポーターズ・シールドを獲得——MLS公式タイトル初獲得かつMLS史上最多勝点(74)の新記録樹立となった。タタ・マルティーノ監督の後を継ぎ、2025年からはハビエル・マスチェラーノが指揮を執る。現在の本拠地はフォート・ローダーデールのチェイス・スタジアム(旧DRV PNKスタジアム)で、近い将来、収容25,000人規模の新スタジアム「マイアミ・フリーダム・パーク」へ移転予定。オーランド・シティSCとの「フロリダ・ダービー」が地域ライバル戦となっている。

