ヨルダン代表(愛称:ナシャマ、勇者たちの意)は、ハシェミット王国を代表するナショナルフットボールチームであり、ヨルダンサッカー協会(JFA)が統括している。本拠地はアンマンで、ホームゲームの多くはアンマン国際スタジアムで開催される。同スタジアムは1964年に建設・1968年に開場し、ヨルダン政府が所有する約17,619人収容の施設で、国内最大の舞台として長年にわたり代表戦を支えてきた。
アジアサッカー連盟(AFC)の加盟国として、ヨルダン代表は当初から大陸の強豪国に対して挑戦者の立場を歩んできた。国内リーグではアル・ファイサリとアル・ワフダートという二大クラブの対立が際立っており、ヨルダン系住民を中心に支持されるアル・ファイサリと、パレスチナ系住民のクラブとして知られるアル・ワフダートの争いは、社会的背景も絡む深いライバル関係を形成している。この国内の競争が代表チームの底上げにも寄与してきた。
近年最大の輝きは2023年のAFCアジアカップで、ヨルダン代表は史上初めて決勝へと駒を進め、国内外のファンに強烈な印象を残した。AFCアジアカップ制覇こそ果たせなかったものの、この躍進はヨルダンサッカーの新時代の幕開けを象徴する出来事となった。
2020年代に入ってからも、代表チームはワールドカップ初出場という悲願に向けてアジア予選を戦い続けている。若い世代の選手たちが台頭するなか、ナシャマはヨルダン国民の期待を背負いながら着実な成長を続けている。

