鹿島アントラーズは1947年に住友金属工業蹴球団として創設された企業チームを起源とする。1991年、Jリーグ開幕(1993年)を控え「鹿島アントラーズ」へ改称。鹿島神宮の神の使いとされる鹿(アントラー=鹿の角)にちなんで名付けられた。1991年にブラジルの伝説的選手ジーコを獲得したことがクラブの転機となり、勝利至上主義の文化が深く根付いた。
鹿島アントラーズはJリーグ史上最も成功したクラブで、J1リーグ優勝8回(最多)を誇る。最初の優勝は1996年、その後2000年代から2010年代にかけて遠藤康、内田篤人、小笠原満男、マルキーニョス、レオ・シルバ、レジェンドのキャプテンであるトニーニョ・セレーゾらを擁して王朝を築いた。Jリーグカップ(ナビスコカップ/YBCルヴァンカップ)も最多の6度を制覇。天皇杯も5回獲得。トニーニョ・セレーゾ、オズワルド・デ・オリヴェイラ、近年ではアントニオ・カルロス・ザーゴらの監督時代に最盛期を迎えた。
2018年のFIFAクラブワールドカップ決勝では横浜国際総合競技場でレアル・マドリードと延長戦の末2-4で敗北したが、世界クラブレベルにおけるJリーグ勢の最高到達点として広く認識されている。2019年には運営会社が新日鉄住金からメルカリ社に譲渡され、IT企業をオーナーとする新時代へと突入した。2016年を最後にJ1優勝から遠ざかっているが、依然としてアジア随一のクラブとして尊敬を集めている。浦和レッズとの伝統の一戦はJリーグを象徴するライバル対決である。

