アル・クウェート・スポーツ・クラブ(通称:アル・クウェート、アル・アミード)は、クウェートの首都クウェート市を本拠地とするプロサッカークラブである。創設の正確な年は資料によって異なるが、1960年代以降にクウェート・プレミアリーグで存在感を示し始め、国内有数の名門クラブとして確固たる地位を築いてきた。
クラブ史上最初の黄金期は1980年代に訪れた。当時の在籍選手たちがクウェート代表チームの中核を担い、クウェートにとって唯一のFIFAワールドカップ出場となった1982年スペイン大会に貢献している。この世代が築いた基盤の上に、2000年代から2010年代にかけての第二の黄金期が花開いた。この時期、アル・クウェートはハワッリーを本拠地とするアル・カドシアとともにリーグを二分し、約10年間にわたって国内タイトルをほぼ独占した。両クラブの激しいライバル関係は、クウェートサッカーを語るうえで欠かせない存在となっている。
アジアの舞台では、クウェートの歴史に新たな1ページを刻んだ。2009年にAFCカップ初制覇を果たし(シリアのアル・カラマを2-1で下した)、続く2012年にはイラクのエルビルSCを4-0で圧倒、2013年には同国のアル・カドシアを退けて3度目の優勝を達成した。クウェートのクラブとしてアジアタイトルを獲得した唯一の存在であり、その記録は現在も破られていない。2020年代に入っても国内リーグでの優勝を重ね、クラブの強さは衰えていない。
同じクウェート市を本拠とするアル・アラビSCおよびカズマSCとのダービー、そしてアル・カドシアとの長年の争いが、クラブのアイデンティティを形成している。サッカー以外にもハンドボールやバスケットボールをはじめ10以上の競技部門を有する総合スポーツクラブである。
