ラオスにおけるサッカーリーグの歴史は1990年に始まり、長年にわたってアマチュア色の強い運営が続いた。プロリーグが存在しなかった時代、才能ある選手や経済的に恵まれない環境で育った選手の多くは、より高い水準のリーグを求めて周辺国へと渡ることが多く、国内リーグの人気は低迷していた。AFCプレジデンツカップへの出場権もなかったことが選手のモチベーション低下につながり、リーグ全体の魅力を損なう一因となっていた。
転機となったのは2013年で、この年に「ラオ・プレミアリーグ」として本格的なプロリーグが誕生した。外国人選手の登録制度が整備され、国内外の選手が一堂に集う環境が整ったことで、リーグは新たな局面を迎えた。参加クラブは首都ヴィエンチャンを中心に、南部のチャンパーサック県や中部のサワンナケート県など各地に本拠を置き、シーズンは例年2月から7月末にかけて開催される。2020年シーズンにはリーグ名が「ラオ・リーグ1」へと改称され、現在の名称となった。
その後、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックにより、ラオスサッカー連盟は2021年シーズンの開催中止を余儀なく発表した。これはリーグ発展の流れに一時的なブレーキをかける出来事となったが、ラオ・リーグ1は東南アジアにおけるサッカー文化の根付きを目指す取り組みの象徴として、引き続きその歩みを続けている。
