PDRMフットボールクラブ(Polis DiRaja Malaysia FC)は、マレーシア王立警察に関連するプロサッカークラブであり、セランゴール州を本拠地としている。マレーシアでは歴史的に、各州の代表チームとともに警察や軍といった国家機関のクラブがリーグに参加してきた伝統があり、PDRMはその代表的な存在のひとつである。
クラブが初めてタイトルを獲得したのは2006–07シーズンのマレーシア・プレミアリーグ(2部)であり、優勝によりマレーシア・スーパーリーグ(1部)への昇格を果たした。翌2007–08シーズンのトップリーグデビューでは7位と健闘したが、2009年には最下位となり2部降格を余儀なくされた。
転機となったのは2014年で、マレーシアサッカー界のレジェンドであるドラー・サレーを監督に迎え、外国人選手を積極的に補強した。同年、プレミアリーグを制して再びスーパーリーグへ昇格。モルディブ代表FWアリ・アシュファクはこの年のM-リーグ最優秀外国人選手賞を受賞した。翌2015年1月にはモルディブで開催された「ピープル・オブ・モルディブ招待カップ」を制し、スーパーリーグ復帰後の初シーズンも6位でまとめた。
一時的に2部へ降格したのちも、PDRMは2023年のスーパーリーグ再昇格を達成した。同シーズンでは「ジャイアントキラー」として知られるようになり、9連覇を誇るジョホール・ダルル・タクジムを1点差に抑えるなど、上位クラブ相手に健闘を見せた。クラブは現在もマレーシア王立警察の組織的支援のもとで運営されている。
