ミャンマーにおけるサッカーの組織的なトップリーグの歴史は1996年に遡る。この年、ミャンマー・プレミアリーグが創設されたが、参加クラブのほとんどがヤンゴンに集中していたうえ、官公庁を母体とするクラブが多く、一般のサッカーファンには支持されにくい構造だった。
こうした状況を打開するため、2009年3月にミャンマー・ナショナルリーグ(MNL)が誕生した。ヤンゴンを含む国内8地域のクラブが参加するプロリーグとして設立され、初年度は「ミャンマー・ナショナルリーグ・カップ」の名称で開催された。地方クラブが幅広く参加したことで、リーグは初めて真の意味で全国規模の競技大会としての性格を持つこととなった。
リーグ発足当初、優勝クラブにはAFCプレジデンツカップの出場権が与えられていたが、大会の格は年々上昇した。2021年時点では優勝クラブにAFCチャンピオンズリーグ・グループリーグへの出場権が付与されるまでになっている。タイトル獲得数ではヤダナボンFCが5回でリーグ史上最多を誇り、ヤンゴン・ユナイテッドFCが4回、シャン・ユナイテッドFCが3回でそれに続く。
2012年8月にはJリーグとのパートナーシップ協定が締結され、アジア屈指のプロリーグとの連携を通じてミャンマーサッカー全体の水準向上が図られている。国際的な視野を持ちながら発展を続けるMNLは、ミャンマーにおけるサッカー文化の根幹を担う存在となっている。
