ニュージーランドのサッカーは、ニュージーランド・フットボール(NZF)によって統括されており、オセアニア・フットボール連盟(OFC)を通じてFIFAに加盟している。ラグビーユニオンが圧倒的な人気を誇るスポーツ環境の中で、サッカーは着実に競技人口を拡大してきた。
男子代表チームは「オール・ホワイツ」の愛称で知られ、その歴史における最大の輝きは2010年南アフリカFIFAワールドカップへの出場である。同大会でニュージーランドはグループステージの全3試合(スロバキア、イタリア、パラグアイ戦)を引き分けで終え、無敗のまま大会を終えた。とりわけイタリアと勝ち点で並びながら得失点差で惜しくも突破を逃したが、この成績は同国サッカー史上最も誇り高い結果として今も語り継がれている。
地域レベルでは、OFCネイションズカップを複数回制覇しており、これらの大陸タイトルがFIFA主催大会への出場権獲得における主要な足がかりとなってきた。
国内では、2021年に設立されたニュージーランド・ナショナルリーグが男子最上位のクラブ競技として機能しており、ウェリントン・フェニックスはオーストラリアのAリーグに参戦することでプロサッカーの旗手を担っている。
ニュージーランド・サッカーのアイデンティティは、世界の舞台でのアンダードッグとしての姿勢と、地理的に多様な国土に根付くグラスルーツの情熱によって形成されている。2010年W杯世代の活躍は若い世代のサッカー熱を高め、競技の普及に大きく貢献した。

