パルマ・カルチョ1913は、1913年7月にイタリア北部エミリア=ロマーニャ州パルマで創設された。クラブ名は、パルマ近郊で生まれたオペラ作曲家ジュゼッペ・ヴェルディへの敬意を込めた「ヴェルディ・フットボール・クラブ」に由来し、同年中に現在に近い名称へと改称された。ホームスタジアムのスタディオ・エンニオ・タルディーニは1923年から使用されている。
長らく下位リーグを行き来していたクラブが大きく飛躍したのは1990年のこと。パルマを本拠とする乳業大手パルマラットの資金援助を受け、ネヴィオ・スカラ監督のもとで初めてセリエAへ昇格した。その後、カルロ・アンチェロッティ、アルベルト・マレザーニらの指揮のもと、1992年から2002年にかけてコッパ・イタリア3回、UEFAカップ2回、UEFAカップウィナーズカップ1回、UEFAスーパーカップ1回、スーペルコッパ・イタリアーナ1回を獲得するという黄金期を迎えた。リーグ戦においても1996–97シーズンにクラブ史上最高位となるセリエA2位に輝いた。
2003年のパルマラット経営破綻を契機に財政危機が深刻化し、2015年3月にクラブは2億1800万ユーロを超える負債を抱えて破産を申請。同シーズンにセリエA最下位で降格した。しかし同年7月に新クラブ「SSDパルマ・カルチョ1913」としてセリエD(4部)から再出発し、イタリアサッカー史上初となる3シーズン連続昇格を達成して2018年にセリエAへ復帰した。
クラブの紋章に刻まれた十字は市の象徴であり、サポーターは「クロチャーティ(十字軍戦士)」の愛称で親しまれている。地域ライバルのレッジャーナとのデルビー・デッレンツァはクラブの歴史に深く刻まれた伝統の一戦だ。

