ポートランド・ティンバーズは、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドを本拠地とするプロサッカークラブで、MLS(メジャーリーグサッカー)ウエスタン・カンファレンスに所属している。クラブの歴史は1975年にさかのぼり、同名のチームがNASL(北米サッカーリーグ)の拡張チームとして誕生。1982年まで活動し、記念すべき初年度にはサッカー・ボウル75で準優勝を果たした。ティンバーズの名称はその後も複数のクラブに受け継がれ、2001年から2010年にはUSLリーグでも活動。この長い歴史と市民との強い絆を背景に、2009年にMLSへの参入が正式に決定し、2011年に現クラブがスタートした。
ホームスタジアムはプロビデンス・パークで、MLS参入初期から熱心なサポーターを集めてきた。2013年にはケイレブ・ポーター監督のもとでウエスタン・カンファレンス首位を獲得し、クラブ初のプレーオフ進出を果たす。そして2015年、MLSカップ初優勝を達成。カスケイディア地方のクラブとして初のタイトル獲得となり、クラブ史上最大の勲章となった。2018年もMLSカップ決勝に進出したが、アトランタ・ユナイテッドFCに0-2で敗退。2020年にはMLSイズ・バック・トーナメントを制し、2021年には再びMLSカップ決勝に臨んだものの、ニューヨーク・シティFCにPK戦で敗れ準優勝に終わった。
クラブのアイデンティティを象徴するのが、シアトル・サウンダーズFCおよびバンクーバー・ホワイトキャップスFCとのカスケイディア・ライバルリーだ。3クラブはカスケイディア・カップを争い、その激しい競争はMLS全体でも屈指の盛り上がりを見せる。日本人選手では鈴木隆行が2008年から2010年に在籍しており、日本のファンにも縁のあるクラブとして知られている。

