レノファ山口FCは、山口県の県庁所在地である山口市を拠点として2006年に創設されたクラブである。その起源は1949年に結成された「山口県サッカー教員団」にあり、地域の教員たちによって長年にわたって中国サッカーリーグで活動が続けられてきた。クラブ名「レノファ」は「renovation(維新)」「fight(戦う)」「fine(元気)」の三語を組み合わせた和製英語であり、地域への貢献と刷新への意志を体現している。
2006年のクラブ化以降、チームは着実に力をつけ、2008年には中国リーグで初優勝を果たした。その後、日本フットボールリーグ(JFL)を経て、2014年にJリーグ入会の条件を満たし、2015年からJ3リーグに参入。初年度となる2015年シーズンは、細かなパスワークを基盤とした攻撃的なサッカーでリーグを圧倒し、J3優勝とJ2昇格を同時に達成するという鮮烈なデビューを飾った。
2016年からの9シーズンをJ2で過ごし、2023年にはJ1ライセンスの取得も発表されるなど、クラブとしての規模は着実に拡大してきた。2025年シーズンに19位でJ3降格となったが、クラブが掲げる「山口県全19市町をホームタウンとする真の地元クラブ」という理念は変わらない。瑠璃光寺五重塔のシルエットを配したエンブレムとオレンジのチームカラーは、山口の地に根ざしたクラブのアイデンティティを象徴している。

