FCルーマニアは2006年8月、ルーマニア移民のイオヌツ・ヴィンティラによってイングランド・ハートフォードシャー州チェシャントに創設されました。クラブ名は創設メンバーの多くがルーマニア出身であることを反映しており、イングランドのノンリーグ界において独自のアイデンティティを持つクラブとして知られています。
クラブはサンデーリーグからスタートし、初年度にディビジョンを制覇すると土曜日のリーグへと移行。エセックス・ビジネス・ハウシーズ・リーグ、ミドルセックス・カウンティ・リーグと段階的に昇格を重ね、2012–13シーズンにはミドルセックス・カウンティ・リーグのオープンカップを制しました。同シーズン、チェシャントのシオボルズ・レーンでグラウンドシェアの合意が成立したことで施設基準をクリアし、エセックス・シニアリーグへの昇格も実現。同リーグでは2017–18シーズンにゴードン・ブラステッド・メモリアル・トロフィーを獲得しています。
その後のリーグ再編によりイスミアン・リーグ、さらにサザン・リーグへと参戦し、クラブ史上最高の舞台を経験しました。しかし2022–23シーズンのオーナー交代を機に経営が混乱。ヴィンティラが一度クラブを離れたのち、自ら再買収して復帰しましたが、前経営陣時代の不正出場による勝点剥奪が響き降格を余儀なくされました。その後もスパルタン・サウス・ミッドランズ・リーグで苦戦が続き、2024–25シーズンにはイースタン・カウンティーズ・リーグ ディビジョン1サウスへと降格しています。
FCルーマニアは移民コミュニティの情熱から生まれ、ルーツを誇りにしながらイングランドのフットボールピラミッドを上り続けてきたクラブです。

