シンガポール代表は、フットボール・アソシエーション・オブ・シンガポール(FAS)のもと、国際舞台でシンガポールを代表するナショナルチームである。同国のサッカーの歴史は植民地時代にまで遡り、「シンガポールFA」としてマレーシアカップに参加。1921年の第1回大会を制した初代王者であり、通算24回の優勝を誇るなど、地域サッカーにおける強豪としての地位を長年にわたって築いてきた。
1994年、八百長疑惑が問題となったことを機に、シンガポールはマレーシアのリーグ・カップ戦から撤退。FASはその翌年以降、国内のサッカー環境を再整備し、1996年には日本のJリーグをモデルとした国内プロリーグ「Sリーグ」を発足させた。このリーグは国内選手の育成と代表強化の基盤となり、2003年からはU-23主体の「ヤング・ライオンズ」をリーグに参加させることで、若手選手に実戦経験を積ませる取り組みも始まった。
FASとJリーグは2013年6月にパートナーシップ契約を締結しており、アルビレックス新潟シンガポールをはじめとする日本ゆかりのクラブが長年リーグに貢献してきたことも、シンガポールサッカーの国際的なつながりを象徴するエピソードである。
Sリーグは2018年に「シンガポールプレミアリーグ(SPL)」へと名称を改め、2024年からは春秋制から秋春制へと移行するなど、継続的な改革が進められている。代表チームの強化は、こうした国内リーグの発展と若手育成の充実と密接に結びついている。
