スーダン代表は、アフリカサッカーの歴史において最も重要な位置づけを持つナショナルチームのひとつである。本拠地は首都ハルツームで、アフリカ大陸における国際サッカーの黎明期から深く関わってきた。
1957年、記念すべき第1回アフリカネイションズカップがスーダンの地で開催された。大会には当初エチオピア、エジプト、南アフリカ、スーダンの4か国が参加を表明したが、南アフリカは人種隔離政策の問題によりCAFから出場停止処分を受け、最終的に3か国による大会となった。スーダンは開催国としてこの歴史的な大会を支えたが、優勝はエジプトの手に渡った。それでも、アフリカサッカーの礎を築いた国のひとつとして、その名は大陸の歴史に刻まれている。
スーダン代表の最大の栄光は1970年のアフリカネイションズカップ制覇である。決勝でガーナを破り、大陸チャンピオンに輝いたこの瞬間は、スーダンサッカー史上最高の成果として現在も語り継がれている。国内では、オムドゥルマンを本拠とするアル・ヒラールと、強豪メッリクが長年にわたって激しいライバル関係を築いており、この二クラブの存在が代表チームの文化的基盤を形成してきた。
その後は大陸舞台での成績が安定しない時期も続いたが、現在はCAFの予選を通じて若い世代の育成と代表強化に取り組んでいる。1970年のタイトルと、アフリカサッカー創設への貢献が、スーダン代表のアイデンティティの核心となっている。
