テルスターは1963年7月17日、北ホラント州フェルセン・ザウトで誕生した。地元ライバルクラブであるストルムフォーヘルスとVSVのプロ部門が財政難を背景に合併し、同年に打ち上げられた通信衛星「テルスター1号」にちなんでクラブ名が決定された。両創設クラブはアマチュアクラブとして存続し、新たに誕生したプロクラブは初年度の1963–64シーズンにエールディヴィジへの昇格を果たすという鮮烈なスタートを切った。
テルスターはその後14シーズン連続でオランダ最高峰のエールディヴィジに在籍した。クラブが最も輝きを放ったのは1970年代半ばで、3シーズン連続でトップ10入りを達成している。しかし1977–78シーズンに最下位となり、エールステ・ディヴィジへ降格。以降、約半世紀にわたってトップリーグとは縁遠い時代が続いた。その間にも1991–92シーズンのKNVBカップ準決勝進出や、2017–18シーズンにマイク・スネイ監督のもとで記録した6位という好成績など、輝かしい瞬間もあった。そして2024–25シーズンの昇格プレーオフでは、ADOデン・ハーグ、デン・ボス、そして最終的にウィレムIIを撃破し、1978年以来初のエールディヴィジ復帰を果たした。
オール・ホワイトのユニフォームから「ヴィッテ・レーウェン(白獅子)」の愛称で親しまれるテルスターは、フェルセン・ザウト周辺の北ホラント沿岸工業地帯に深く根ざしたクラブだ。収容人数5,338人のコンパクトなホームスタジアム、スポルトパルク・スホーネンベルフ(スポンサー名称:BUKOスタジアム)、そして選手入場時に流れるトルネイドースの楽曲「テルスター」は、衛星との絆を象徴する変わらぬ伝統となっている。

