デクラン・ライスは1999年1月14日、ロンドンのキングストン・アポン・テムズで生まれた。幼少期にチェルシーのアカデミーに入団したものの、14歳で放出され、その後ウェストハム・ユナイテッドのユースに加入。2015年12月にプロ契約を結び、2017年5月にトップチームでのデビューを果たした。
ウェストハムでは守備的ミッドフィールダーとして安定したパフォーマンスを続け、在籍中にハマー・オブ・ザ・イヤーを3度受賞。2022年にはマーク・ノーブルの後任としてクラブキャプテンに就任した。最大の功績は2022–23シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグで、フィオレンティーナとの決勝を2–1で制してクラブに1965年以来となるメジャーな欧州タイトルをもたらしたことだ。この活躍によりUEFAからシーズンMVPにも選ばれた。
ボール奪取力とスタミナに優れ、守備から攻撃への切り替えも得意とする運動量豊富なミッドフィールダーである。2023年7月、クラブ史上最高額となる移籍金1億ポンドでアーセナルへ移籍し、英国人選手の移籍金記録に並んだ。アーセナルではチームの中核を担っており、2024–25シーズンにはチャンピオンズリーグのレアル・マドリード戦で1試合2本のFK直接弾を記録するなど、大きな存在感を示している。
代表歴では、かつてアイルランド代表として出場した経験を持つが、2019年にイングランド代表への変更を表明。同年3月に代表デビューを果たし、UEFA EURO 2020、2022 FIFAワールドカップ、EURO 2024に出場している。


