カメルーン代表は「不屈のライオンズ(レ・ライオン・アンドマプタブル)」の愛称で知られ、アフリカサッカーを代表する強豪国のひとつとして長年にわたり国際舞台で存在感を示してきた。アフリカサッカー連盟(CAF)傘下のカメルーンサッカー連盟が統括しており、国内リーグはエリートワン(1部)とエリートツー(2部)を中心に構成されている。
代表チームが世界的な注目を集めた最大の契機は、1990年のイタリアW杯である。この大会でカメルーンはアフリカ勢として初めて準々決勝へ進出し、当時38歳のロジェ・ミラがゴール後に披露したダンスパフォーマンスとともに世界中のファンを魅了した。このW杯での躍進は、アフリカサッカーの可能性を世界に示す歴史的な出来事として今も語り継がれている。
大陸レベルでは、アフリカネイションズカップを5度制覇しており、複数の年代にわたって優勝を重ねてきた実績がカメルーンの安定した競争力を物語っている。また、1998年フランス五輪と2000年シドニー五輪では2大会連続で金メダルを獲得。シドニー大会の決勝ではスペインをPK戦で下すという劇的な勝利を収めた。
国内では、カノン・ヤウンデやコトン・スポール・ド・ガルア、トネール・ヤウンデといったクラブが長年にわたりエリートワンを牽引し、代表選手の育成にも大きく貢献してきた。サミュエル・エトオをはじめとする世界レベルの選手を輩出してきた実績は、カメルーンサッカーの底力を示すものである。現在も主要国際大会への出場を続けながら、次世代の台頭と強化が続いている。
