クロアチア代表は、1991年のユーゴスラビアからの独立宣言を経て、1992年にFIFA・UEFAへの加盟を果たし、独立国家としての歩みをスタートさせた。チームの運営はクロアチア・サッカー連盟(HNS)が担い、本拠地はザグレブに置かれている。
代表チームは独立後わずか数年で世界の強豪国に名乗りを上げた。初参加の1996年UEFA欧州選手権でグループステージを突破すると、1998年フランスW杯ではわずか2度目の本大会出場ながら3位入賞という快挙を達成。ダヴォル・シュケルが6得点で得点王(ゴールデンブーツ)に輝いたほか、ズボニミール・ボバン、ロベルト・プロシネチキらが名を連ねたこの黄金世代は、技術的に洗練された攻撃的スタイルでファンを魅了した。
2000年代はやや苦戦が続いたが、ルカ・モドリッチを中心とした新世代の台頭によって再び世界の舞台でその存在感を示す。2018年ロシアW杯では創設以来初となる決勝進出を果たし、フランスに惜敗しながらも準優勝。主将モドリッチは大会最優秀選手賞(ゴールデンボール)を受賞し、世界最高峰のミッドフィールダーとしての地位を確立した。さらに2022年カタールW杯でも3位に入り、小国ながら安定した強さを証明している。
赤と白の市松模様「シャホヴニツァ」を纏ったユニフォームは国際サッカー界で最も認知度の高いデザインのひとつであり、クロアチア代表のアイデンティティそのものを体現している。

