エヴァートンFCは1878年にイングランド・リヴァプールで創設された、イングランド最古級のプロフットボールクラブの一つで、1888年のフットボールリーグ発足時の創設メンバーでもある。当初はアンフィールド(現在のリヴァプールFCのホームスタジアム)を本拠地としていたが、1892年に地主との対立を機に近隣のグディソン・パークへ移転し、2025年まで132年間そこを本拠地とした。
9度のリーグ優勝はイングランドで歴代4位(マンチェスター・ユナイテッド、リヴァプール、アーセナルに次ぐ)。クラブを象徴する黄金期は1980年代半ば、ハワード・ケンドール監督のもとで訪れた。1984-85シーズン、1986-87シーズンにリーグを制覇し、1984年のFAカップ、1985年のUEFAカップウィナーズカップも獲得した。ニール・サウスオール、ケビン・ラトクリフ、ピーター・リード、ゲーリー・リネカーらを擁したこの時代のチームは、英国クラブ史上最強の一つに数えられる。ヘイゼルの悲劇後の英国クラブ欧州大会出場禁止により、絶頂期にチャンピオンズカップへ挑戦する機会を失ったのは惜しまれた。
愛称「ザ・トフィーズ」、モットー「Nil satis nisi optimum(最高でなければ満足できない)」は、伝統と高い志に根ざしたクラブの精神を表している。2025年に約100年ぶりとなるリヴァプールの新トップフライトスタジアム「ヒル・ディキンソン・スタジアム」(ブラムリー・ムーア・ドック)へ移転し、2024年のフリードキン・グループによる買収を経て、新時代へと踏み出した。隣人リヴァプールとの「マージーサイド・ダービー」は、世界で最も多く対戦が組まれてきたトップフライトの一戦である。

