エクセルシオールは1902年7月23日、ロッテルダムのクラーリンゲン地区で創設されたオランダの伝統あるプロサッカークラブです。本拠地のスタジアム・ワウデスタインは収容人数約4,500人と、オランダのプロクラブとしては最小規模のスタジアムの一つですが、クラブの歴史そのものを象徴する場所となっています。
タイトル面ではエールステ・ディヴィジ(2部相当)の優勝が1974年、1979年、2006年の3回を数えます。しかし成績以上に、エクセルシオールはオランダサッカー史において革新的な役割を担ってきました。1954年のオランダプロサッカー制度導入を主導したのはこのクラブであり、1974年にはオランダで初めてユニフォームにスポンサーロゴを掲げたクラブでもあります。この「A」の文字は表向き「チームA」の意味とされていましたが、実際にはスポンサー企業「Akai」を指すものでした。
クラブの歴史はエールディヴィジとエールステ・ディヴィジを行き来する昇格・降格の繰り返しで彩られています。最長となる5シーズン連続のエールディヴィジ在籍を果たした2014年から2019年の時期や、2022年の劇的なプレーオフ制覇による昇格、そして2025年の再昇格など、困難に立ち向かい続ける姿がファンの誇りとなっています。1997年から2005年にかけてはフェイエノールトとの提携関係を結び、選手の貸し出しや資金援助を受けましたが、クラブの独自性が失われるとして多くのサポーターが反発しました。
ライバル関係では、同じロッテルダムを本拠地とするスパルタ・ロッテルダムとの対戦が最大のダービーであり、地元への強いアイデンティティを持つ両クラブの対決はエールディヴィジ・エールステ・ディヴィジ問わず熱戦が繰り広げられます。

