FCポルト(フチェボウ・クルベ・ド・ポルト)は1893年9月28日に創設、ベンフィカ、スポルティングCPと並ぶポルトガル最古級のフットボールクラブの一つである。一時休眠期間を経て1906年、アントニオ・ニコラウ・ダルメイダによって再建され、ポルトガル北部の絶対的支配者へと成長した。本拠地のエスタディオ・ド・ドラガォン(ドラゴンスタジアム)は2003年開設、収容人数50,033人、歴史的な旧本拠地エスタディオ・ダス・アンタスからの移転である。青と白のクラブカラーと1922年から導入されたドラゴンの紋章はクラブのアイデンティティの中心である。
ポルト史上最も世界的な瞬間は2003-04シーズン、ジョゼ・モウリーニョ監督下に訪れた。若きモウリーニョのチームは、デコ、リカルド・カルバーリョ、パウロ・フェレイラ、コスティーニャらを擁し、UEFAチャンピオンズリーグ決勝でモナコを下して優勝。2002-03シーズンのUEFAカップ制覇と合わせ、欧州2大会連続制覇という快挙を達成した。この三冠制覇によりモウリーニョは世界的名将としての地位を確立、ポルトのポルトガル最後の欧州王者という記録は今も破られていない。1986-87シーズン、アルトゥール・ジョルジェ監督下でバイエルン・ミュンヘンを下した最初の欧州チャンピオンズカップ制覇、1987年のUEFAスーパーカップとインターコンチネンタルカップ獲得は、パウロ・フットレ、フェルナンド・ゴメス、ラバ・マジェールらが活躍した最初の黄金期を代表する。
ポルトのプリメイラ・リーガ優勝30回はベンフィカの38回に次ぐ2位だが、UEFAチャンピオンズリーグ2度、UEFAカップ2度の欧州実績——ベンフィカと並ぶポルトガル唯一の複数の欧州タイトル獲得クラブ——により、近年世界で最も知名度の高いポルトガルのクラブとなっている。トレーニング施設「オリヴァウ」からはジョアン・ペドロ(現ブライトン)、ジョギオ・ジョタ、ヴィティーニャ、オタヴィオ、ハルク世代らが世界サッカー界へと羽ばたいた。ベンフィカとの「オ・クラシコ」はポルトガル最大の対戦カードである。

