ニューヨーク・シティFCは2013年に設立され、2015年よりメジャーリーグサッカー(MLS)に参戦した。ニューヨーク市内を本拠地とする初のプロサッカークラブとして誕生し、マンチェスター・シティなどを傘下に持つシティ・フットボール・グループとニューヨーク・ヤンキースのオーナー企業であるヤンキー・グローバル・エンタープライゼスが共同で設立した。この「世界最大規模のフットボール組織」と「NYを象徴するスポーツ文化」の融合が、クラブのアイデンティティの根幹を成している。
クラブは発足当初から積極的な補強を行い、元スペイン代表のダビド・ビジャ、イングランド代表出身のフランク・ランパード、元イタリア代表のアンドレア・ピルロといった著名選手を次々と獲得した。特にビジャは2016年のMLS最優秀選手賞を受賞するなど絶大な存在感を示し、クラブの歴代最多得点者として名を刻んだ。指揮官パトリック・ビエラやドメネク・トレントのもとで、シティ・フットボール・グループの哲学を体現するポゼッション志向のスタイルを確立していった。
数年間にわたりレギュラーシーズンでは好成績を収めながらもタイトルに届かなかったが、2021年にはMLSカップを初制覇。翌2022年にはカンペオネスカップでクラブ・アトラスを下し、ニューヨークを拠点とするサッカークラブとして初の国際タイトルを獲得した。
ホームスタジアムはブロンクスのヤンキー・スタジアムを主に使用しており、2027年には専用スタジアム「エティハド・パーク」のオープンが予定されている。ニューヨーク・レッドブルズとのハドソン・リバー・ダービーは、クラブを象徴する地元最大のライバル関係だ。

