ニューヨーク・レッドブルズの歴史は1994年に始まる。メジャーリーグサッカー(MLS)の創設クラブとして設立され、1996年シーズンにニューヨーク/ニュージャージー・メトロスターズの名称でプレーを開始した。ニューヨーク都市圏を本拠地とし、ロベルト・ドナドーニやローター・マテウスといったワールドクラスの選手を擁したものの、長らく国内タイトルとは縁遠い時代が続いた。
2006年、オーストリアのエナジードリンク企業レッドブルがクラブを買収し、現在の「ニューヨーク・レッドブルズ」へと生まれ変わった。この転換点はクラブの規模と方向性を大きく変え、2010年にはニュージャージー州ハリソンにサッカー専用スタジアム「レッドブル・アリーナ」を開場。ティエリ・アンリらスター選手を迎え、競争力のあるチームが構築されていった。MLS制覇こそ果たせていないものの(2008年・2024年にファイナルで敗退)、レギュラーシーズン最高成績クラブに与えられるサポーターズ・シールドを2013年・2015年・2018年の3度獲得しており、安定した実力を証明している。2018年にはCONCACAFチャンピオンズリーグでベスト4にも進出した。
ニューヨーク市場ではニューヨーク・シティFCとの「ハドソン・リバー・ダービー」がMLS屈指の注目カードとして定着しており、ニューイングランド・レボリューション、D.C.ユナイテッドとの因縁もリーグ草創期から続く。クラブはRBライプツィヒやレッドブル・ザルツブルク、RB大宮アルディージャなどと連なるレッドブルのグローバルなサッカーネットワークの一員でもある。

