レアル・ソシエダは1909年9月7日、スペイン・バスク地方の上品な保養地サン・セバスティアンで創設された。1910年にアルフォンソ13世から「レアル(王立)」の称号を授けられた。隣接するアスレティック・ビルバオと同様、歴史的にバスク出身選手のみを起用する方針を取っていたが、1989年にリヴァプールから加入したジョン・オルドリッジの獲得により方針を緩和し、外国人・非バスクスペイン人選手にも門戸を開いた。1993年からレアレ・アレーナ(エスタディオ・アノエタ、現在の収容人数39,500人)を本拠地とする。
レアル・ソシエダの黄金期はアルベルト・オルマエチェア監督下の1980年代初頭、1980-81、1981-82シーズンとラ・リーガを連覇——これらがクラブ史上唯一のリーグ優勝である。1981-82シーズンのチームはルイス・アルコナーダ、ロベルト・ロペス・ウファルテ、ヘスス・マリア・サトルステギ、ホセ・マリ・バケロらを擁し、アスレティック・ビルバオの3連覇を阻止する形で優勝した。バスクの2クラブが1980-83年の連続支配を続けた1980年代初頭は、バスクサッカー史上最も輝かしい時代として記憶される。
近代のレアル・ソシエダはラ・リーガの安定強豪として地位を確立すると同時に、世界屈指のタレント育成クラブとなっている。ズビエタ・アカデミーは、シャビ・アロンソ(現レアル・マドリード監督、2024年バイエル・レヴァークーゼン優勝の名将)、ミケル・アルテタ(アーセナル監督)、アントワーヌ・グリーズマン(短期間在籍)、ミケル・オヤルサバル、マルティン・ウーデゴール(レンタル)、ケパ・アリサバラガ(短期)、ミケル・メリーノらを輩出した。2020年(コロナ禍で2021年開催)にコパ・デル・レイ3度目の優勝を達成、決勝ではアスレティック・ビルバオを1-0で下した——史上最も期待されたバスク・ダービー決勝での勝利だった。バスク・ダービー(エウスカル・デルビア)はクラブの文化的アイデンティティそのものを定義する。

