カタリン・チルジャンは2002年12月1日生まれのルーマニア人ミッドフィールダーで、下部リーグのヴィトルル・ドムネシュティのユース組織でキャリアをスタートさせた。その才能が認められ、2019年7月にプレミアリーグの名門アーセナルのアカデミーへ加入し、十代でロンドンへと渡った。
アーセナル在籍中は深刻な膝の怪我に悩まされ、480日間という長期にわたって試合から遠ざかるなど、成長の妨げとなった。それでも2022年5月に新契約を結び、徐々にコンディションを取り戻してトップチームの練習にも参加するようになった。2023年夏にはリーガ1のラピッド・ブカレストへ1年間のローン移籍を果たし、同年7月のセプシOSK戦でシニアデビューを飾ったが、スタメン出場の機会は限られた。
2024年夏にアーセナルとの契約が満了すると、ライバルクラブのディナモ・ブカレストと3年契約を締結した。デビュー戦となったCFRクルージュ戦でゴールを記録し、翌週のペトロルル・プロイエシュティ戦でも得点するなど好スタートを切り、ガゼタ・スポルトゥリロル誌の2024年7月ルーマニア月間最優秀選手に選ばれた。背番号10を与えられ、チームのキャプテンも務めている。
ゴールへの意識も高いテクニカルな司令塔タイプのミッドフィールダーであり、ルーマニア代表にも名を連ねている。ディナモ・ブカレストは彼を攻撃の中心として位置づけており、今後のさらなる活躍が期待されている。
