カリム・モスタファ・ベンゼマは1987年12月19日にフランス・リヨンで、アルジェリア・カビル系の家庭に生まれた。8歳でオリンピック・リヨンのアカデミーに加入し、2005年1月15日にリーグ・アンデビューを飾った。リヨンでの4シーズンでリーグ・アン3度を制覇し、2007-08シーズンには20得点を挙げてリーグ・アン年間最優秀選手に選ばれた。
2009年7月、レアル・マドリードが約3500万ユーロで獲得。加入当初は適応に時間を要したが、やがてクラブの黄金期の柱となった。クリスティアーノ・ロナウドやガレス・ベイルとともに伝説の「BBC」3トップを形成し、2018年にロナウドが退団してからはレアルの中心センターフォワードへと進化した。在籍14シーズン(2009〜2023年)で通算648試合354ゴールを記録し、UEFAチャンピオンズリーグを5度(2014、2016、2017、2018、2022)、ラ・リーガを4度、複数のコパ・デル・レイ、UEFAスーパーカップ、FIFAクラブ・ワールドカップを制覇。2022年にはレアル・マドリード歴代2位の得点者(首位はロナウド)に立ち、バロンドール、UEFA男子年間最優秀選手、2021-22チャンピオンズリーグ得点王を独占した。
2023年6月、サウジ・プロリーグのアル・イテハドへ移籍し、報じられた年俸は約1億ドル。2024-25シーズンにはチームをサウジ・プロリーグ+キングスカップの二冠に導き、リーグでは21得点をマークした。2026年1月、契約問題から同じサウジ・プロリーグの宿敵アル・ヒラルへ移籍し、デビュー戦でいきなりハットトリックを記録した。
フランス代表は2007年デビュー、A代表通算97キャップ・37得点。2004年U17欧州選手権優勝を経験したが、2010年ワールドカップ・スコッドからの除外と、2015年の脅迫事件を受けた5年間の代表追放という波乱もあった。EURO2020で復帰してブロンズブートを獲得し、2022年カタール・ワールドカップではスコッド入りしたが、大会前の負傷で出場機会を逃した。
身長185センチの完成された9番で、コンビネーションプレー、視野、フィニッシュ精度を兼ね備え、レアル・マドリードの攻撃そのものを再構築した存在。フランス、スペイン、サウジアラビアでクラブ・代表通算500ゴール超とタイトル群を残し、世代を代表する屈指のストライカーの一人と評されている。


