モーリタニア代表は、西アフリカに位置し、サハラ砂漠から大西洋岸まで広大な国土を持つモーリタニア・イスラム共和国を代表するサッカーチームである。チームの愛称は「ムーラビトゥーン」で、アフリカサッカー連盟(CAF)および西アフリカサッカー連合(WAFU)の加盟国として国際大会に参加している。
長年にわたり、モーリタニア代表はアフリカサッカーの舞台で目立った実績を残せず、ワールドカップやアフリカネイションズカップ(AFCON)の予選でも上位進出には至らないことが多かった。国内リーグはおもに首都ヌアクショットと北部の港湾都市ヌアディブーのクラブを中心に構成されており、サッカーのインフラ整備は着実に、しかしゆっくりと進んできた。
転機となったのは2010年代後半のことである。モーリタニアは初めてアフリカネイションズカップへの出場権を獲得し、2019年エジプト大会に初参加を果たした。これはモーリタニアサッカー史における歴史的な快挙であり、国内の育成強化や指導者育成への投資が実を結んだ証と受け止められた。さらに2021年カメルーン大会にも連続出場し、アフリカ大陸における存在感を示している。
ホームゲームはサハラ砂漠の縁に位置する大西洋岸の首都ヌアクショットで行われる。WAFUゾーン内では隣国セネガルやマリとの対戦がサポーターにとって特別な意味を持ち、熱戦が期待される。近年のAFCON連続出場を経て、モーリタニア代表は新世代のファンに夢を与え続けており、国内サッカーの本格的な台頭を象徴する存在となっている。
