PSVアイントホーフェン(フィリップス・スポルト・フェアエニヒング)は1913年8月31日、オランダ南部アイントホーフェンの電機メーカー「フィリップス・エレクトロニクス」の従業員によって創設された。当初の目的はフィリップス労働者のためのスポーツ協会で、サッカー部門が急速に主流となった。創設初期から続く赤と白の縦縞シャツは現在も変わっていない。本拠地のフィリップス・スタディオン(収容35,000人)は、近代史を通じてクラブのホームであり続けている。
PSV史上最大の瞬間は1987-88シーズン、フース・ヒディンク監督下で達成された「オランダ三冠」——エールディヴィジ、KNVB杯、UEFAチャンピオンズカップの同時制覇である。欧州チャンピオンズカップ決勝ではベンフィカと0-0の引き分け後、PK戦の末に勝利。当時のチームはロナルド・クーマン(後のバルセロナ伝説)、エリック・ヘレッツ、ヴィム・キーフトらを擁し、アムステルダム=ロッテルダム以外のオランダのクラブとして史上唯一の欧州タイトル獲得という偉業となった。1977-78シーズンには、ケース・ライヴェルス監督下でUEFAカップを制覇する欧州初成功も収めている。
PSVのエールディヴィジ優勝26回は、アヤックスに次ぐオランダ史上2位の記録。クラブのユースアカデミーはオランダ屈指の名門で、ロナウド(ブラジル人、1994-96在籍)、ロマーリオ、ルート・フリット、ロナルド・クーマン、ルート・ファン・ニステルローイ、アルイェン・ロッベン、メンフィス・デパイ、コーディ・ガクポ、ドンイェル・マレン、イルビン・ロサノらを輩出した。アヤックスとの「デ・トッパー」——エールディヴィジのタイトル争いを決する代名詞的な対戦——はオランダサッカー界で最も視聴される試合である。1987-88年の欧州チャンピオンズカップ制覇は今もなお、最上位リーグ以外のクラブが欧州タイトルを獲得した歴史的な指標として位置づけられる。

