レアル・ソルトレイク(RSL)は2004年に創設され、翌2005年にメジャーリーグサッカー(MLS)の拡張クラブとして参入した、ユタ州ソルトレイクシティを本拠地とするクラブである。初年度には10連敗を喫するなど苦しい船出となったが、大型補強よりも組織力を重視するスタイルで着実に力をつけていった。
クラブ史の頂点は2009年のMLSカップ制覇だ。デビッド・ベッカムやランドン・ドノバンを擁するロサンゼルス・ギャラクシーをPK戦の末に下し、当時の最低シードながら初タイトルを手にした。翌2010年にはホームで25試合無敗という記録を打ち立て、CONCACAFチャンピオンズリーグ決勝にも進出。グループステージ制導入後に同大会決勝へ進んだ最初のアメリカのクラブとなった。2013年にはMLSカップとUSオープンカップの両決勝に駒を進めたが、いずれも惜しくも準優勝に終わった。
ホームスタジアムは2008年にユタ州サンディに開業したサッカー専用の「アメリカ・ファースト・フィールド」。最大のライバルはコロラド・ラピッズで、毎年ロッキーマウンテンカップをかけて激突する。スポーティング・カンザスシティとの対戦も、2013年MLSカップ決勝での敗戦を機に激化し、根強いライバル関係となっている。
クラブ名の「レアル」はスペイン語で「王立」を意味し、当初は地元でも賛否が分かれたが、今ではクラブのアイデンティティとして定着している。2021年にはパブロ・マストロエーニ監督のもとウエスタン・カンファレンス決勝まで進出し、2025年にはミラー・スポーツ&エンターテインメントへ新たなオーナーシップが移行した。

