東京ヴェルディの歴史は1969年、読売新聞社と日本テレビの支援を受けて東京に創部された読売サッカークラブに始まる。東京都リーグの5部相当からスタートし、着実に昇格を重ねて1978年に日本サッカーリーグ(JSL)1部へ昇格。翌1979年にはJSLカップで初タイトルを獲得した。
クラブが黄金期を迎えたのは1980年代後半から1990年代前半にかけてのことだ。1993年のJリーグ開幕時にヴェルディ川崎と名を改め、初代J1リーグ王者に輝くと翌1994年も連覇を達成。1992年から1994年にかけてはJリーグカップも3連覇し、JSL時代を含めると国内主要タイトルを数多く積み上げた。また1987年にはアジアクラブ選手権も制覇しており、三浦知良やラモス瑠偉といったスター選手を擁したこの時代は日本サッカー史に深く刻まれている。
1990年代後半には財政難と主力選手の高齢化が重なり成績が低迷。2001年に川崎市から東京都へ本拠地を移して東京ヴェルディ1969に改称したが、すでに定着していたFC東京との競争は容易ではなかった。2004年天皇杯を制したものの翌2005年にJ2降格。2008年に1年でJ1に復帰するも再びJ2に落ち、その後15年間を2部で過ごした。2023年のJ2プレーオフを経て、2024シーズンからJ1の舞台に帰還している。
クラブのアイデンティティを象徴するのは、ブラジルの名門パルメイラスへの敬意から受け継がれた緑のユニフォームと、FC東京との東京ダービーの伝統だ。育成組織からも数多くの日本代表選手を輩出しており、日本サッカー界において独自の文化的存在感を持つクラブであり続けている。

