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1998年以来28年ぶりにFIFAワールドカップへ帰ってきたオーストリア代表をチーム単位で紹介。FIFAランク24位・8回目の出場・ラングニック監督の戦術、ダヴィド・アラバら注目選手、グループJ(アルゼンチン・アルジェリア・ヨルダン)の展望までまとめました。
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ラングニックの規律が、28年ぶりの大舞台に帰ってきます。FIFAワールドカップ2026に挑むサッカーオーストリア代表を、歴史・戦い方・注目選手・グループの組み合わせまでまとめました。EURO2024で強豪ぞろいの組を首位通過した勢いを、今度は世界の舞台でどこまで広げられるか。久々の本大会復帰に、期待は十分です。
オーストリアは、ワールドカップ史にしっかり足跡を残してきた国です。1930年代には「ヴンダーチーム」と呼ばれた黄金期があり、1954年スイス大会では3位に入る快進撃。欧州の中堅国というより、かつて世界の上位をうかがった伝統国です。
ただし、近年のワールドカップでは長く本大会から遠ざかっていました。最後の出場は1998年フランス大会。そこから2002年、2006年、2010年、2014年、2018年、2022年と届かず、オーストリアにとって2026年は「ようやく戻ってきた」大会になります。
復活の流れをつくったのが、ラルフ・ラングニック監督です。EURO2024ではフランス、オランダ、ポーランドが入った厳しいグループを首位で突破。決勝トーナメント1回戦で敗れたとはいえ、ハイテンポで規律あるサッカーは大会の大きな話題になりました。あの熱量をワールドカップに持ち込めるなら、オーストリアはただの復帰組では終わりません。
ラングニック体制のオーストリアは、前から奪いにいくハイプレスと、奪った直後に一気に前へ出るトランジションが生命線です。相手のビルドアップに時間を与えず、ボールを奪った瞬間に縦へ加速する。見ていて息つく暇のない、現代的で攻撃的なチームです。
中盤の強度、セカンドボールへの反応、サイドへの素早い展開が噛み合うと、格上相手にも主導権を握れます。ダヴィド・アラバの経験、コンラート・ライマーの運動量、マルセル・ザビッツァーの推進力と得点力に加え、前線ではマルコ・アルナウトビッチやミヒャエル・グレゴリッチの存在感も大きい。鍵は、激しいプレッシングを90分間どこまで保てるか、そして少ない好機を決め切れるかです。
主将格の万能選手、ダヴィド・アラバ。最終ラインでも中盤でもチームを落ち着かせ、左足の展開力とリーダーシップでオーストリアの基準点になります。
コンラート・ライマーは、ラングニックのサッカーを体現する強度ある中盤です。走力、プレス、球際の圧力で相手のリズムを壊し、攻守の切り替えを一気に速めます。
マルセル・ザビッツァーは、得点力のあるミッドフィルダー。前線へ飛び出すタイミング、ミドルシュート、セットプレーで、硬い試合を動かせる一人です。
この3人に、アルナウトビッチの勝負強さ、グレゴリッチの空中戦とフィニッシュ、クリストフ・バウムガルトナーの機動力が加わると、オーストリアの攻撃は一段と厚みを増します。派手さだけではなく、チーム全体で同じ方向に走れること。それがこのチームの最大の魅力です。
オーストリアはグループJに入り、初戦の6月16日にヨルダン、第2戦の6月22日にアルゼンチン、第3戦の6月27日にアルジェリアと対戦します。
構図としては、アルゼンチンが本命、オーストリアはアルジェリアとの2番手争いを制して突破を狙う立場です。ただし、ラングニックのチームは相手のリズムを壊せるだけの強度があります。ヨルダン戦で勝ち点3を取り、アルゼンチン戦で食らいつき、最後のアルジェリア戦に突破を懸ける。久々の大舞台で旋風を起こすには、十分に現実的なシナリオです。
北中米開催のため、日本での試合のキックオフは深夜〜早朝になります。初戦ヨルダン戦は日本時間6月17日午後1時の予定ですが、第3戦アルジェリア戦は日本時間6月28日午前11時前後に入る見込みです。時差で日付がずれやすいので、オーストリア代表の全試合をカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
監督はRalf Rangnick。基本布陣はHigh-pressing 4-2-2-2 / 4-3-3。以下の26名が登録されています。
注目選手: ダヴィド・アラバ、コンラート・ライマー、マルセル・ザビッツァー。
| ポジション | 選手 | 所属クラブ |
|---|---|---|
| GK | Patrick Pentz | Brondby IF |
| GK | Alexander Schlager | RB Salzburg |
| GK | Florian Wiegele | Viktoria Plzeň |
| DF | David Affengruber | Elche |
| DF | ダヴィド・アラバ | Real Madrid |
| DF | Kevin Danso | Tottenham Hotspur |
| DF | Marco Friedl | Werder Bremen |
| DF | Philipp Lienhart | SC Freiburg |
| DF | Phillipp Mwene | Mainz 05 |
| DF | Stefan Posch | Mainz 05 |
| DF | Alexander Prass | TSG Hoffenheim |
| DF | Michael Svoboda | Venezia |
| MF | Christoph Baumgartner | RB Leipzig |
| MF | カーニー・チュクエメカ | Borussia Dortmund |
| MF | Florian Grillitsch | SC Braga |
| MF | コンラート・ライマー | Bayern München |
| MF | マルセル・ザビッツァー | Borussia Dortmund |
| MF | Xaver Schlager | RB Leipzig |
| MF | Nicolas Seiwald | RB Leipzig |
| MF | Romano Schmid | Werder Bremen |
| MF | Alessandro Schöpf | Wolfsberger AC |
| MF | Paul Wanner | PSV Eindhoven |
| MF | Patrick Wimmer | VfL Wolfsburg |
| FW | Marko Arnautovic | Crvena Zvezda |
| FW | Michael Gregoritsch | Augsburg |
| FW | Sasa Kalajdzic | LASK |
登録メンバーの出典: https://www.nbcsports.com/soccer/news/2026-world-cup-squads-confirmed-rosters-for-all-48-teams(最終メンバーは大会直前に変更される場合があります)。
Q. オーストリアはW杯2026で何度目の出場ですか? 8回目の出場です。1998年フランス大会以来、28年ぶりの本大会復帰になります。
Q. オーストリアのグループの対戦相手は? グループJで、アルゼンチン・アルジェリア・ヨルダンと同組です。初戦は6月16日のヨルダン戦です。
Q. 過去最高成績は? 1954年スイス大会の3位です。近年は本大会から遠ざかっていましたが、ラングニック体制で再び世界の舞台に戻ってきました。
Q. 監督は誰ですか? ラルフ・ラングニック監督です。ハイプレスと素早いトランジションを軸に、EURO2024でも強豪相手に存在感を示しました。