フェリペ・ロヨラ・オレアは2000年11月9日、チリで生まれ、多くの代表選手よりも遠回りの道を歩んだ。コロコロの育成環境を通った後、フェルナンデス・ビアルとワチパトでプロとして名を上げた。右サイドバック、中盤、ウイングバックをまたぐ汎用性が台頭の土台になった。
ワチパトでは国内で期待以上の結果を出すチームの一員となり、リーグ屈指の両面型プレーヤーへ成長した。サイドを守り、中盤へ入り、ボックスへ顔を出せるため、監督は選手を替えずに複数の形を作ることができた。この柔軟性により2024年にはアルゼンチンのインデペンディエンテへ移籍した。
2026年時点ではイタリアのピサでプレーし、より戦術的な欧州環境に身を置いている。近年の特徴は適応力であり、右サイドバック、守備的MF、ボックス・トゥ・ボックス型の往復役として起用可能だ。システムが変わっても出場機会を得続けられるのは、この幅の広さによる。
チリ代表では2026年W杯サイクルで重要な存在となり、ラ・ロハが新しいエネルギーを必要とした試合で得点やアシストを記録した。マウリシオ・イスラのピーク後に代表が欠いていた、スペースを攻められ、中盤でもフィジカルに戦える右サイドのランナーというタイプである。
ロヨラは右利きで運動能力が高く、戦術的に柔軟な選手だ。長いランを繰り返すスタミナと、中盤へ絞る理解力を持つ。現代化されたマウリシオ・イスラ、あるいはチリ版ナウエル・モリーナと比較できる。4バックをより動的な保持構造へ変えられる、サイドバック兼MFのハイブリッドである。
