エジプト代表は、アフリカおよびアラブ世界において最も長い国際サッカーの歴史を持つチームのひとつである。20世紀初頭にその歩みを始め、1934年のFIFAワールドカップにはアフリカ大陸から初めて出場した国として記録されている。
チームの最大の勲章は、アフリカネイションズカップ(AFCON)での圧倒的な実績である。エジプトはこの大会で最多となる7度の優勝を誇り、とりわけ2006年から2010年にかけて3大会連続で制した黄金期は、現代エジプト代表の象徴として語り継がれている。当時の主力選手たちはエジプト国内の強豪クラブやヨーロッパのリーグで活躍し、代表チームに深みをもたらした。
ホームスタジアムは首都カイロに位置するカイロ国際スタジアムで、数千万人規模の都市に根ざした熱狂的なサポーターが代表チームを後押しする。エジプトのサッカー文化はカイロを中心とする国内クラブの伝統に支えられており、その情熱が代表チームのアイデンティティにも色濃く反映されている。
近年では2018年のFIFAワールドカップに長い空白を経て復帰し、MFモハメド・サラーを中心に世界の舞台でその存在感を示した。AFCONでも複数回の決勝進出を果たしており、エジプト代表はアフリカを代表する強豪としての地位を維持している。2000年代後半の黄金期に匹敵する大陸制覇が、現在のチームに課された最大の目標となっている。

