ニューカッスル・ユナイテッドは1892年12月9日、タインサイド地方の既存2クラブ「ニューカッスル・イースト・エンド」と「ニューカッスル・ウェスト・エンド」の合併によって創設された。新クラブはイースト・エンドの本拠地セント・ジェームズ・パークを受け継ぎ、以来130年以上にわたって同スタジアムでプレーし続けている。黒と白の縞シャツ——「マグパイ(カササギ)」の愛称の由来——と、ジョーディ(ニューカッスル地方)の労働者階級サポーターのアイデンティティが、クラブの個性を定義している。セント・ジェームズ・パークの収容人数は52,305人。
ニューカッスルの黄金期は20世紀初頭、1904-05、1906-07、1908-09、1926-27年と4度のディビジョン1優勝を達成。FAカップは時代を跨いで6度(最新は1954-55年)獲得し、イングランド屈指の伝統クラブとなった。1969年のインターシティーズ・フェアーズカップ制覇で欧州タイトルも獲得。1990年代のケヴィン・キーガン監督下の「エンターテイナーズ」時代——1996年にブラックバーンから移籍してきたアラン・シアラー(クラブ歴代最多得点者、206得点)、ピーター・ビアズリー、ダビド・ジノラ、レス・ファーディナンドらが躍動——は、1995-96シーズンのプレミアリーグタイトル獲得目前まで迫った後、マンチェスター・ユナイテッドの逆転で涙を呑んだ。
2021年、サウジアラビア公的投資基金(PIF)、ロイベン兄弟、PCPキャピタル・パートナーズによる買収で、マイク・アシュリーの14年間の物議を醸した運営に終止符が打たれ、前例のない投資時代が幕を開けた。エディ・ハウ監督下の歩みは劇的——2022-23シーズンのプレミアリーグ4位、2024-25シーズンのEFLカップ制覇(クラブ70年ぶりの主要タイトル獲得、史上初のリーグカップ獲得)、UEFA大会の常連復帰など、目覚ましい復活を遂げた。アレクサンダー・イサク、ブルーノ・ギマランエス、サンドロ・トナーリ、アンソニー・ゴードン、スヴェン・ボトマンらが新時代を牽引している。サンダーランドとの「タイン=ウィア・ダービー」は近年は同リーグで顔を合わせる機会が少ないものの、イングランドサッカー屈指の熱戦として知られる。

