イヴァン・ペリシッチは1989年2月2日、クロアチア・スプリット近郊のソリンで生まれた。クロアチアサッカーが生んだ最も息の長い、最も多才な選手の一人として、ハイドゥク・スプリトで育ち、ベルギー(ソショーとクラブ・ブルッヘ)を経て2011年にボルシア・ドルトムントへ移籍。フェストファールシュタディオンでの2シーズンを経てVfLヴォルフスブルクへ、そして2015年にインテル・ミランが約1500万ユーロで獲得した。
インテルでは数シーズンにわたってセリエAで最も安定したウイングフォワードの一人として定着し、ロベルト・マンチーニ、フランク・デ・ブール、ルチアーノ・スパレッティなど歴代監督の下で二桁のゴールとアシストを積み重ねた。アントニオ・コンテ率いた2020-21シーズンにはクラブ11年ぶりのセリエA優勝の立役者となり、決定的なゴールとウイングの幅でチームのスタイルを体現した。
2021-22シーズンのバイエルン・ミュンヘンへのレンタルは個人としても最高水準のシーズンの一つとなった。33歳の時点でブンデスリーガとDFBポカールの二冠に貢献し、キャリアの中で最高評価を得た。2022年夏にトッテナム・ホットスパーがフリーで獲得したが、ケガとクラブの低迷によって早めに契約が終わり、2024年に少年時代から愛したハイドゥク・スプリトに戻ってキャリアのクロージング段階を迎えた。
クロアチア代表では、左ウイング、ウイングバック、時には中央ポジションまでこなせる多才な攻撃的選手として、約20年にわたってクロアチアに戦術的な幅をもたらし続けた。2018年W杯では決勝でフランス戦ゴールを記録するなど際立つ活躍を見せ、2022年W杯(3位)でも存在感を示した。クロアチア代表の最多キャップ保持者であり、歴代得点王ランキングでもトップクラスに位置する。
2026年W杯では、37歳を迎えたペリシッチが最後の国際大会を戦う。スカッドに名を連ねることは彼の不滅の質とクロアチア代表への献身を証明するものだ。


