ジョーダン・ピックフォードは1994年3月7日、イングランド・カウンティ・ダラム州ワシントンで生まれた。サンダーランドのアカデミーを経て、クラブの財政難を機に2017年夏に約2500万ポンドでエヴァートンへ移籍 — 当時のゴールキーパーとしては相当な移籍金だった。
エヴァートンでは素早い反射神経と存在感のあるエリア内の統率に加え、近代的なビルドアップ時代においてますます重要性を増した足元の技術を兼ね備え、プレミアリーグ屈指のシュートストッパーとしてすぐに定着した。複数年のエヴァートン年間最優秀選手に選ばれ、オーナーシップ変更と新スタジアム建設が重なる厳しい時期にクラブが劇的な形でトップリーグ残留を果たした際の柱となった。
エヴァートンでの一貫したパフォーマンスは、10年近くにわたってイングランド代表の不動の正キーパーの地位を保証した。特定の目立つ失敗に対してあった批判の時期を、シーズン全体での安定したパフォーマンスで繰り返し信頼を取り戻してきた。
イングランド代表には2017年、ガレス・サウスゲート監督下でデビュー。それ以来イングランド代表でもっともキャップ数の多いゴールキーパーの一人となった。1966年以来最高成績となった2018年W杯4強進出、ユーロ2020決勝、ユーロ2024決勝進出、2022年W杯8強での敗退という4度の主要大会で先発キーパーを務めた。トーマス・トゥヘル監督の下での2026年W杯キャンペーンでも明確な第一選択であり続けている。
身長185センチの右利きゴールキーパー。シュートストップの反射神経、配給の幅、ペナルティエリアを統率する存在感で知られる。反射神経ではゴードン・バンクス、イングランド代表での在任期間の長さという観点ではピーター・シルトン、デイヴィッド・シーマンと並ぶ、時代を代表するゴールキーパーとして位置づけられる。


