リオネル・アンドレス・メッシ・クッチティーニは1987年6月24日にアルゼンチン・ロサリオで生まれた。10歳で成長ホルモン分泌不全と診断されたが、13歳のときにFCバルセロナがラ・マシアの席を用意し、入団契約はナプキンに走り書きされた──というあまりにも有名なエピソードを残してスペインへ渡り、サッカーを続けるための治療と並行して育った。
2004年、17歳でバルセロナのトップデビューを果たし、以後17シーズン(2004〜2021年)にわたってカンプ・ノウで君臨した。最も支配的だったのはペップ・グアルディオラ時代(2008〜2012年)で、4年連続バロンドール受賞、欧州三冠2度を達成。バルセロナでは通算700試合超に出場、クラブ通算670得点超を挙げ、ラ・リーガ10度、UEFAチャンピオンズリーグ4度、コパ・デル・レイ7度を制覇。クラブ歴代得点記録を圧倒的な差で更新した。
2021年、バルセロナの財政危機を受けてフリーでパリ・サンジェルマンへ加入し、リーグ・アンを2連覇(2021-22、2022-23)。2023年7月、メジャーリーグ・サッカーのインテル・マイアミCFへの大型移籍を決断した。インテル・マイアミではフランチャイズを一変させ、2025年MLSカップを制覇、2024年と2025年に連続でMLS最優秀選手(MVP)に選出された。
アルゼンチン代表では2011年からキャプテン。長らく主要タイトルに手が届かなかったが、2021年コパ・アメリカで28年ぶりの主要タイトルを獲得し、2022年カタール・ワールドカップでは大会最優秀選手(ゴールデンボール)を受賞、決勝のフランス戦ではPK戦でも得点して悲願の世界一に輝いた。さらに2024年コパ・アメリカ、2022年フィナリシマ(対イタリア戦)も制覇し、史上類のないタイトル数を国際舞台でも積み上げた。
身長170センチで主に左利き。敏捷性、ボールコントロール、ドリブル、視野、FKの精度を兼ね備え、史上最多となるバロンドール8度(2009、2010、2011、2012、2015、2019、2021、2023)、ヨーロッパ・ゴールデンシュー6度、シニアチームタイトル46個超を獲得した、プロサッカー史上最多タイトル獲得者である。クラブ・代表通算ゴールは900を突破。2023年にはTime誌「アスリート・オブ・ザ・イヤー」、2025年にはサッカー選手として史上初となるアメリカ大統領自由勲章を授与された。サッカー史上最高の選手の一人と広く認められている。


