ユヌス・ディモアラ・ムサは2002年11月29日、ガーナ人の両親のもと、米国ニューヨーク市で生まれた。幼少期に家族でイタリア北部のカステルフランコ・ヴェーネトへ移住し、その後ロンドンへ渡ってアーセナルのアカデミーに加入。ヘイル・エンドで6年間を過ごした後、2019年にバレンシアがトップ昇格目的で獲得した。
2020年9月、17歳でバレンシアのトップデビューを果たすと瞬く間にラ・リーガの主力となり、3シーズンで通算100試合以上に出場した。2023年夏にACミランが約2000万ユーロ+アドオンで獲得し、2シーズンにわたりセリエAでティジャニ・レイデルス、クリスチャン・プリシッチらと中盤を分け合いながら、エネルギッシュなボックス・トゥ・ボックスのMFとして地位を確立した。
2025年夏、完全移籍でアタランタへ加入。ガスペリーニのハイプレス志向はムサの推進力と相性が良く、新たな環境で本来のプロフィールが活きる構図である。
出生地(米国)、居住歴(イタリア・イングランド)、両親(ガーナ)から複数代表資格を持つが、2021年3月に米国代表入りを表明。以後はレギュラーとして定着し、2022年W杯では同代表最年少先発の一人として戦った。共催する2026年W杯でも中心選手の一人と目されている。
身長178センチ。両足が使えるパワフルなセントラルMFで、ファーストタッチ、ライン突破のキャリー、戻りながらの守備対応を兼備し、プレス耐性のある中盤のリンク役。フィジカルとボール扱いを併せ持つスタイルは、しばしばヤヤ・トゥーレと比較される。


