三笘薫は1997年5月20日、東京生まれ。川崎フロンターレのアカデミー出身で、田中碧らと同年代を共に過ごした。だが他の有望選手と違って、彼はトップ昇格をあえて選ばず筑波大学へ進学。卒業論文では自身のプレー映像を用いて「1対1のドリブル分析」を行い、4年間で「考えるウインガー」へと進化した。
2020年にフロンターレへ復帰すると、ルーキーシーズンでJ1リーグ13得点を記録し、チームのリーグ優勝に大きく貢献。鋭い縦突破からのカットイン、抜群のバランス感覚、相手DFを引きつけて剥がす駆け引きの巧みさはイングランドのブライトンを動かし、2021年8月に同クラブが獲得を発表。即座にベルギーのロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへ期限付き移籍した。
2022-23シーズンにブライトンへ復帰すると瞬く間にプレミアリーグ屈指のドリブラーへ。FAカップのリバプール戦では95分にゴールを決めてジャイアントキリングを完成させ、ロベルト・デ・ゼルビ監督のポゼッションサッカーの中で得点もアシストも量産。2022-23、2023-24と2シーズン連続でプレミアリーグ二桁ゴール関与を記録した。2024-25シーズンは怪我に苦しんだ場面もあったが、新監督ファビアン・ヒュルツェラーの下でも攻撃の中心であり続けている。
両足を使えて、独特のフェイントのタイミングを持つ縦に強いウインガー。日本代表には2021年デビュー、2022年カタールワールドカップではグループステージのスペイン戦で「三笘の1ミリ」と呼ばれた折り返しが日本の決勝ゴールにつながった。


