ヴィリ・オルバーンは1992年11月3日、ドイツのカイザースラウテルンにハンガリー系の家庭に生まれ、ドイツではなくハンガリー代表を選択した。支配力のあるセンターバックで、2016年にFCカイザースラウテルンからRBライプツィヒに加入し、クラブが2部から一気にドイツサッカーの頂点へと駆け上がる過程で最重要人物の一人となった。
ライプツィヒでは複数のブンデスリーガシーズンにわたって守備の大黒柱として機能し、クラブのトップ4フィニッシュ、2022年DFBポカール優勝、UEFAチャンピオンズリーグのノックアウトステージ進出に貢献してきた。ビルドアップに参加できる左利きのボールプレイングCBで、ラルフ・ラングニックからマルコ・ローゼらを経たライプツィヒのアグレッシブなハイプレス戦術に完璧にフィットする。
ハンガリー代表には2017年にデビューし、代表の復活を象徴するディフェンスの要となった。Euro 2020(2021年開催)ではフランス、ドイツ、ポルトガルと同居した「死のグループ」でキャプテンを務め、満員のプシュカシュ・アレーナでフランスと1-1に引き分けた試合では象徴的なパフォーマンスを見せた。Euro 2024でも再びキャプテンとしてチームを率い、1986年以来となる2026年W杯予選突破も牽引した。
身長187センチ。空中戦で圧倒的な存在感を示し、プレッシャー下でも落ち着いたパス供給ができる。10年以上のブンデスリーガ経験がハンガリーサッカー史上もっとも技術的に完成された守備選手の一人に鍛え上げ、歴代最高と称される世代のハンガリー代表のキャプテンであり守備の象徴である。
