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史上初のFIFAワールドカップ出場を決めたヨルダン代表(ナシャマ)をチーム単位で紹介。FIFAランク63位・2023アジアカップ準優勝の躍進・ジャマル・セラミ監督、ムーサ・アッ=タアマリーら注目選手、グループJ(アルゼンチン・オーストリア・アルジェリア)に挑む物語までまとめました。
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ナシャマの歴史が、ついにワールドカップへつながりました。2023年アジアカップ準優勝でアジアを驚かせたヨルダン代表が、FIFAワールドカップ2026で史上初の本大会に挑みます。強豪ぞろいのグループJで待っているのは厳しい相手ばかり。それでも、この世代には「初めて」を現実にしてきた勢いがあります。

ヨルダンにとって、ワールドカップは長く「あと少し届かない場所」でした。アジアでは粘り強い守備と熱量のある戦いで存在感を示してきた一方、本大会への扉は開きませんでした。だからこそ、2026年大会の初出場は単なる参加ではありません。国のサッカー史そのものを塗り替える瞬間です。
大きな前触れは、2023年アジアカップでした。ヨルダンは韓国を破って初の決勝に進み、開催国カタールには1-3で敗れたものの、堂々の準優勝。ムーサ・アッ=タアマリー、ヤザン・アル・ナイマトらを中心とする世代が、アジアの大舞台で「ヨルダンは戦える」と証明しました。
その自信はワールドカップ予選にもつながります。ジャマル・セラミ監督のもと、アジア3次予選を勝ち抜き、2025年6月5日のオマーン戦で3-0の快勝。歴史を動かしたナシャマが、今度は世界の舞台で初めての90分を迎えます。
ヨルダンの土台は、規律ある守備と鋭いカウンターです。ブロックをコンパクトに保ち、相手の前進を遅らせ、奪った瞬間にスピードのある前線へボールを届ける。強豪相手に主導権を握り続けるチームではありませんが、試合を粘り強く運び、数少ないチャンスを一気に勝負へ変える力があります。
ポイントになるのは、守備の集中をどこまで保てるか、そしてカウンターの1本目をどれだけ正確につなげるか。アジアカップ準優勝で見せたように、相手にボールを持たれても焦らず、前線の個の突破力と連動で局面をひっくり返せれば、グループJでも見せ場は十分にあります。
攻撃のエース、ムーサ・アッ=タアマリー。欧州で磨いてきたスピードと左足の突破力は、ヨルダンが格上に一撃を入れるための最大の武器です。
前線の主砲、ヤザン・アル・ナイマト。ゴール前で勝負できるだけでなく、カウンターの出口としてボールを収め、味方を押し上げる役割も担います。
この2人が前を向ける回数を増やせるかどうかが、ヨルダンの試合の温度を大きく変えます。守備で耐える時間が長くなっても、アッ=タアマリーの推進力とアル・ナイマトの決定力があれば、ひとつのプレーでスタジアムの空気を変えられるチームです。
ヨルダンはグループJに入り、初戦の6月16日にオーストリア、第2戦の6月22日にアルジェリア、第3戦の6月27日にアルゼンチンと対戦します。
客観的には、ヨルダンはグループJで最も厳しい立場からの挑戦者です。それでも、各組3位の上位8チームにも決勝トーナメント進出の道がある大会形式では、勝ち点1、得失点差、そして一瞬のゴールが大きな意味を持ちます。アジアカップ準優勝の自信を胸に、まずは初戦で世界に「ナシャマ」を刻みたいところです。
北中米開催のため、日本では深夜から昼前後のキックオフが中心になります。ヨルダンの初戦オーストリア戦は日本時間6月17日午後1時の予定。歴史的な初戦を見逃さないために、ヨルダン代表の全試合をカレンダーに登録しておくのがおすすめです。
Q. ヨルダンはW杯2026で何度目の出場ですか? 初出場です。2026年大会が、ヨルダン代表にとって初めてのFIFAワールドカップ本大会になります。
Q. ヨルダンのグループの対戦相手は? グループJで、アルゼンチン・オーストリア・アルジェリアと同組です。初戦は6月16日のオーストリア戦です。
Q. 過去最高成績は? 初出場のため、ワールドカップ本大会での過去成績はまだありません。最大の物語は、ここから初めてページが始まることです。
Q. 監督は誰ですか? ジャマル・セラミ監督です。2024年に就任し、ヨルダンを史上初のワールドカップ本大会へ導きました。