ミケル・オヤルサバル・ウガルテは1997年4月21日、スペイン・バスク地方エイバルで生まれた。レアル・ソシエダの育成組織を経て2015年、18歳でトップデビューを果たし、以来ずっとサン・セバスティアンのクラブに在籍し続けている — 現代の移籍市場では珍しいロイヤルティの証であり、選手とクラブの深い絆の表れでもある。
レアル・ソシエダでの公式戦出場は300試合以上を数え、アレックス・レミロと共に2019-20コパ・デル・レイを制覇。ラ・リーガにおけるクラブ史上最多得点者でもある。左サイドフォワードを軸に、ワイドアタッカー、セカンドストライカー、フォルスナインのいずれでも機能する汎用性、技術的精度、リーダーシップを兼備し、ソシエダの現代史を定義する存在となっている。2022年3月に前十字靭帯断裂という重傷を負い長期離脱を余儀なくされたが、2022-23シーズンに見事復帰し、ラ・リーガ屈指のフォワードとしての地位を取り戻した。
2024-25シーズンも技術的なドリブル、創造的なリンクアッププレー、決定力を武器にソシエダの攻撃を牽引。イマノル・アルグアシル監督ら歴代スタッフが攻撃の起点として設計してきた中心選手であり、2026年以降まで続くクラブとの契約でソシエダへの忠誠が保証されている。
スペイン代表には2016年デビューし、以来約10年にわたって主力として活躍する。国際舞台での最大のハイライトは2024年UEFA EURO 2024 — ドイツで開催された同大会の決勝、イングランド戦で途中出場しながら延長戦に決勝ゴールを記録。スペインに4度目の欧州制覇をもたらす冷静なフィニッシュは歴史に刻まれた。2026年W杯でも中心的な役割が期待されている。
身長182センチの左利きフォワード。技術的洗練、インテリジェントな動き、冷静なフィニッシュを兼ね備えたスタイルはたびたびソシエダの先輩であるシャビ・アロンソとも引き合いに出されるほか、左足の精度という点ではダビド・ビジャの決定力との比較も適切だろう。同世代のスペイン人フォワードとして最も完成度の高い一人である。
